
突然「ギクッ!」と腰に激痛が走って、動けなくなる…。
そんな経験、ありませんか?
西洋では“魔女の一撃”とも呼ばれるほど、本当に急にやってくる痛みです。
ぎっくり腰って、「安静にしてなきゃダメ」って思われがちですが、実はこれ、ある程度動いた方が回復が早いんです。今日はその理由をお話ししますね。
ぎっくり腰と慢性腰痛はちがいます
まず大事なのは、ぎっくり腰は「慢性痛」ではなく急性の炎症による痛みだということ。
くしゃみをした、大笑いした、立ち上がろうとした…そんななんでもない動きでも、腰に“ズレ”が起きていたりすると、突然ズキッと来ることがあります。
この“ズレ”というのは、普段の姿勢やクセの積み重ねによって少しずつ起こっているもの。ある日突然それが限界を超えて、ぎっくり腰として現れるんですね。
痛みが落ち着いてきたら「なるべく動く」
痛みがピークのときは、無理に動かすのは禁物です。
ですが、痛みがやわらいできたら、少しずつ動くことが回復への近道。
ポイントは、「動ける範囲で動く」こと。
ゴロゴロ寝っぱなしにしているより、日常の動作をできるだけ普通にこなすようにすると、血流がよくなって回復が早まります。
そしてよく眠ることも大切!
身体が回復するのは、睡眠中ですからね。
30〜40代に多い理由
ぎっくり腰が比較的若い世代に多いのは、腰のクッション材「椎間板」がしっかりしている分、ズレが急に周りに大きな負担をかけやすいからです。
年齢を重ねるとこのクッションが薄くなってくるため、ズレはあっても急な激痛にはなりにくくなります。そのかわり、じわじわとした慢性的な腰痛に変わっていくことが多いです。
再発しないために見直したいこと
ぎっくり腰って、一度なると「クセになった」と感じる方も多いです。
それは、根本的な原因である姿勢や動きのクセがそのままになっているから。
筋膜整体では、この「クセ」や「ズレ」の原因になっている筋膜のねじれを整えていくことで、再発しにくい身体をつくっていきます。
まとめ:ぎっくり腰になったら
- 無理はせず、痛みが強いときは休む
- 痛みがひいてきたら、動ける範囲で動く
- よく眠る
- 再発予防には、姿勢や動きのクセの見直しが大事
つらいぎっくり腰を繰り返さないためにも、気になる方はぜひ一度ご相談くださいね。