焼津市の筋膜整体Monteciero(モンテシエロ)の石川です。
「ねこ背」が肩こりや腰痛を引き起こすことは何となく想像できるかもしれませんが、下半身にある股関節やひざにも悪影響を及ぼします。
まっすぐ直立で立った時ふらつかずに安定して立っていられるのは、重心が両足のつま先とかかとを結んでできる面の中心にあるときです。
ねこ背になると頭の位置が前方にずれることで、重心も本来あるべき場所より前寄りになります。すると、体のバランスが崩れて不安定になってしまうため、股関節とひざを曲げて、腰を後ろに引いて、重心を本来の位置に戻そうとします。
こうなることで、体のバランスが取れて前に倒れてしまうことを防ぐことはできますが、股関節やひざの負担が増え、痛みが現れます。更に股関節やひざは歩く能力に直結するため、放置するとさまざまな悪影響が出てきます。
股関節やひざに痛みがあると、外に出ることがおっくうになります。たとえ出ることができたとしても、痛むことで長時間歩くことはできません。すると自然と活動量が減ってしまい、筋肉が衰えていってしまいます。筋肉の衰えは、さらなる痛みを引き起こし、立つことや歩くことにも影響を与え、つまづきや転倒リスクが高まります。また、骨粗しょう症のリスクを高めてしまったり、免疫機能の低下、糖尿病のリスクが増加など、多くの健康を害する要因を作ってしまいます。
今の不良姿勢は日常生活の中で蓄積した借金です。まずは現状を向き合って、将来への健康貯金を始めませんか?