焼津市の筋膜整体Monteciero(モンテシエロ)の石川です。

「不安定な背骨が良い」と聞いて、それはそうだよなと思った方もいらっしゃるかもしれませんね。

実は、背骨は不安定であることが望ましいです。

背骨は本来、不安定な構造をしています。筋肉が支えていなければ、わずか2kgの重さしか支えることができません。背骨は椎体が積み木のように重なり合い、クッションの役割の椎間板がそれぞれの間に挟まった構造をしています。また、背骨がS字カーブを描いているのは、皆さんご存知の通りです。

では、なぜこのように不安定な構造なのでしょうか?その答えは、自由な動きを可能にするため、です。自由に動けるということは、柔軟性を意味します。背骨が柔軟な構造であるおかげで、衝撃を受けたときにその力を吸収し逃すことができるのです。

しかし、その背骨が硬くなってしまったらどうでしょう?衝撃を逃がすことができず、その力は背骨だけでなく、手足の関節にも波及します。これが繰り返されると、痛みや関節の変形などの問題が生じるといったことが出てきます。

だからこそ、背骨は本来の不安定な状態を保つことが大切です。猫背や運動不足、ストレッチ不足による身体の硬さは、背骨が安定しすぎてしまっている(硬くなっている)状態です。背骨が過度に安定してしまっているのではないでしょうか?

現在抱えている症状は、背骨の安定によるものかもしれません。

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